最近のドラマを見ていると、必ずといっていいほど同性愛の男性が登場する。男女別姓のニュースや同性婚を認める国のニュースが飛び交う。一般国民はこれがマイノリティの存在割合(例えば)3%程度の報道なら認めるが、それが過剰報道になっていないかという懸念をもっている。そこにトランプという極端な差別主義者やプーチンのような独裁者がでてきても、完全に反対できない人間は、その中の同調できる部分に支持を見つけ出し、それをいいことに「そら見ろ、私の意見に賛成するものはこんなにいる」と突っ走らせているのではないか。
1期目で世界の秩序を狂わせた張本人を、アメリカ国民は再び大統領に選んだ。つい今ハーバード大学の首席卒業生の答辞を聞いた。このような学生が全米に多くいても、今のアメリカはトランプという差別主義者を大統領に選んだ。つまり一般国民は、マイノリティによる逆差別を感じているのではないか。これはマスコミの報道が真に民主主義(多数決の論理)に則った報道になっているかどうかを問われているのではないか。少数派はあくまでも少数派なのである。それに対して多数派の不満をうまく利用しているトランプ、及びトランプもどきの政治家に、これ以上勝手な世界の秩序を破壊するような行動に向かわせないよう、早急に多数派は冷静な判断をすべき時である。
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