2024年08月19日

いい加減に認めたら

 南海トラフ地震の想定地域内で起こった地震のため、仕方なしに出した「巨大地震注意」。問題はその注意を終了した根拠である。ではその根拠とは何か。過去の大地震の例から、引き続き大地震が起こった例が平均三日以内だったことから、外れるのを恐れて1週間引き延ばしただけである。
 そもそも、今回起こった地震の予知がまったくできなかったのだから、次に起こる大地震など、どの地震学者にもわかるはずがない。結局彼らは、過去の遺物のようなデータを頼りに、素人でも言える言葉でもってお茶をにごしているだけなのだ。
(近日中に、想定地域内で大きな地震が起こったら、この連中はどんな言い訳をするのだろうか?)
 少なくとも一部の研究者以外は、何ら科学的根拠をもたずに、過去の遺物的なデータだけで、例えばこの地に200年前に大地震があった形跡が残っているというデータだけで、今後30年以内に大地震が起こる確率は40%といった適当な報告をしているだけである。こんな学者(もどき)に研究費など出す必要はない。そして、スロースリップなどの、最近では一番有力な研究データは、一部の研究者が隠し持っているのではなく、一般に公開して国民一人一人が、そのデータを見て予測できるようにすればよい。一般人なんかに分かるかという、学者根性は捨ててもらいたい。
 例えば、最近では雨雲レーダーを見て、自分で天気予想をして暮らしている国民が多くなった。データの出し惜しみで自分たち(研究者)の地位を保全しようなどと思わないでほしい。
posted by 司馬懿太郎 at 15:15| 科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年08月09日

地震学者はオオカミ少年

 また大きな地震が起こった。今回は南海トラフ地震の範囲内ということで、前回の能登半島地震のように他人事のような発言ができず、評価検討会とかいうわけのわからない専門家の会が招集された。そしてその発表が「普段より数倍、地震が起きる可能性は高くなった。地震学的には数倍は極めて高い」とか、素人でも言えそうなことばかり。
 事の起こりは、東日本大震災。まったく想定していなかった巨大地震が起こってしまったため、それまで騒ぎまくっていた東海沖地震や南海地震の予想を、南海トラフという複合的な地震を想定した手前、東日本対震災より規模も被害も大きくなくては学者のメンツが立たない。そのために東日本大震災の後で静岡に起こった地震は南海トラフとは関係ないと言ってみたり(多分、この程度の震度では想定に届かないためだろう)、熊本で起こった震度7の大地震でも、南海トラフとは関係ないと無視したり(想定した南海トラフの範囲になかったからだろう)、次々と日本各地で最高震度に近い地震が起こっても、専門家は南海トラフしか眼中にない。
 そもそも、地震予知ができないなら地震学者は必要ないのでは。科学とはだれがやっても再構築できて初めて認められるものでなくてはならない。しかし、地震学者でそんな理論を発表したのを聞いたことがない。いつも、大地震が起こった後で、ここは200年前にも大地震が起こったとか、この地震はプレートのぶつかり合いで起こった地震だとか、結果の説明をこじつけているだけで、あげくは「大地震に備えて、個人で気を付けましょう」と呼びかけるだけだ。こんな連中に研究費など出す必要がない。
 南海トラフに関しては若手で、スロースリップを手掛かりに予知ができないかと研究している学者がいたはずだ。彼の見解を聞きたいが、評価検討会には入っていないようだ。年寄りの地震学者が集まって話し合っても、結局「オオカミが来た。オオカミが来た」と騒ぐ少年にしか見えない。もちろん、地震は本当に来たらみんなが知るところとなるので、地震学者などいなくても問題ないのだが。
posted by 司馬懿太郎 at 05:23| 科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月27日

黄砂

 「正義のミカタ」はお笑い番組だと思って見ていたが、今日初めて「黄砂」の話を聞いて新しいミカタを知った。黄砂の定義、性質、そしてなぜ日本に悪影響をもたらすのか。もともとはその吸着性から利用価値の高いものであることという、なぜこれを中国が有効活用しないのか(できないのか)。また、この先生(すみません名前を見落としました)の意見を聞いて、その対策を取らないのか、まさに「宝の持ち腐れ」状態の中国、ひょっとして日本も。
 この先生を呼んできた「正義のミカタ」大スクープである。
(追伸)
 局が用意したパネルで、黄砂のスタートの図が悪漢の図になっていたのをこの先生は異論(つまり黄砂は悪漢ではないと)を言おうとしたのを、東野が無視した状態になった。この先生は黄砂はもともとは優れた吸着力を持つ善玉だと言いたいのに、これは司会者として失策だった。
posted by 司馬懿太郎 at 15:16| 科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする