2025年12月21日

「良いこと悪いこと」最終回を見て

 後味の悪いドラマだった。はっきり言って不愉快なドラマだった。せめて最後に主人公の高木がいじめられっこチームに殺されるなら、まだこのドラマで訴えたいことは何か分かりやすかったが、最終回で何も締めくくられていない。
 元教師の私なので許してほしいが、この事件の責任はいじめっ子グループにあるのではなく、それを見逃していた担任教師にある。さらに途中で殺人犯がだれか分かっているのに見逃しているような表現があった。子供は時には過ちを犯す。それを諭し導くのが教師であるのに、この担任は学級内でいじめがあったことを見逃していた。さらに、いじめが原因で転校したドの子を追いかけて、卒業VTRを取るという間抜けた行動をとっている。ここまで間抜けた教師は現実にはそうそういないと思うのだが、このような教師に当たった子供たちの不幸のドラマとするなら、それはそれでもいい。それならもっと別の作り方があったはずだ。
 いじられっ子を収容していた施設の教師(?)たちもいったい何をしていたのか。彼らの恨みを解消してやるわけでもなく、いじめられた者同士というだけの理由で殺人に加担するとは、「ああ、怖い連中だ。だからいじめられたのだ」といった結論にしか到達しないのではないか。
 そうそうたる出演者をそろえているのに、やたら多くの人を殺し、最終回があれでは……。
posted by 司馬懿太郎 at 20:58| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする