数年前、地縁団体の会長をしていて会則をいくつか変えたことがあったが、その時委員の一人が「きつい会則は作るべきではない」といって、ことごとく反対したことがあった。
その後のこの委員の行動をみていたら、自分が会長になったとき、総会の委任状に委任する相手の欄に自分の名前を書いて配布していた。これなら今の欠席者の多い総会では、他の意見を聞くまでもなく委任状だけで議案がすべて通ってしまう。だからこれまでの会長は委任状の委任相手の欄は空白にし、とくに委任相手が書かれていなければ議長扱いとし、議決には参加しない形をとってきた。結局、国会議員と同じで会則はゆるゆるにして、自分の判断でなんとでもなるようにしたかったのだろう。
もう一つ、コロナ禍で書面議決が必要になったことがあったが、書面議決に関して何も会則がなかった。そのため総会で書面議決が可能なように会則を変更したが、これはあくまで総会が開けなかった場合や、総会に出席して議決権を行使したい人に対して救済のために作ったのに、この委員は会長の時に、委任状と一緒に書面議決の用紙も配ってしまった。あくまで入院とかやむを得ない理由で総会に出席できない会員のための規定なのに、出席するのが面倒だと思っている会員に1票を与えてしまった。また、総会の中で議案が修正された場合、この書面議決はどのように扱われるのかといった検討もせず、ただ配ったものと思われる。ゆるゆるの会則でよいと考えているからこのようなことになる。
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