2020年12月27日

賞味期限の過ぎた菅内閣

 今日の新聞で「外国からの入国を停止」したという政府の決定は当然といえば当然だが、一応評価できる。検閲体制も元に戻したようでこれもよい。ただ、この期に及んで多人数の会食に参加し、挙句の果てに救急搬送された馬鹿な国会議員を出すようでは、自民党の箍(たが)が外れていることは誰の眼にも明らかだ。これは首相自らが後ろ盾の大物(だというところが大笑いだが)議員、有名人と会食をしたことが発端であることは間違いない。この内閣もこれまでのような気がする。
 ただ問題は、年明けに「東京オリンピック中止」という重い決定を菅さんではできないだろうという点。2月や3月にワクチン接種では間に合わない。日本でその程度では、発展途上国といわれる国々では到底無理。IOCは選手分の費用は負担すると言っているが、まわりに隠れ陽性者がいたら今から8か月間、選手だけ隔離できるのか。
 そうなると、前首相のように敵前逃亡して解散総選挙にもっていくしかない。
 神戸大震災、東北沖大震災は偶然に野党が政権をとり、すべての責任から自民党は逃れられた。今回、解散総選挙が行われたら野党は本気で政権を取ろうとするだろうか。「火中の栗を拾う」勇気ある政党はあるだろうか。自民党は本気でコロナを撲滅しようと立ち上がれるのか。すべてがワクチン待ちではなさけない。
posted by 司馬懿太郎 at 10:52| 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする