やはり編集トップの問題か

　先日、日曜版の１面トップ記事が特集になっている全国紙について意見を述べさせてもらったが、この新聞あえて毎〇新聞と一部表記させてもらうが、日曜版だけでなく今日の月曜版でも一面トップが特集となっている。
　問題だと思うのは、特集が悪いと言っているわけではなく、一面トップは昨日のトップニュースにふさわしい内容かという点である。それが特集となると、何も今日でなくても明日でもよいということではないのか。そのとらえ方が読者を馬鹿にしているように感じる。
　そして、今日の一面トップのタイトルである。「出生率6.82、ニジェール。疑わぬ、子宝=発展」このタイトルを見て編集トップの見識を疑う。これは日本の女性に７人生めと言っているのに等しい。まさにセクハラ・パワハラである。おそらく、女性活動家や保護団体からクレームがでるのではないか。７人も出産して女性の体がもつと思っているのか。女性を産む道具だと言っているようなものだと考えなかったのか。また、７人を産んだとしよう。年子でなければ、約１４年間この女性は子育てに時間を取られ、社会での活動はまず不可能となる。女性の社会進出という別の目的を考えた上での記事になっているのか。女性を子育ての道具としてしか見ていないと考えなかったのか。
　この全国紙、結局問題は編集者トップがワイドショーに採用されそうなタイトルで記事を書かせていることにある。そして、そのタイトルが女性蔑視につながりかねない意識がないことである。どこかの古い頭の政治家と同レベルの発想だと気がつかないのなら、この全国紙、本当につぶれますよ。
　テレビもそうだが、特集、特番と特のつくものは、特別すばらしいものではなく、職員の手抜きをごまかすための番組や記事だということは、みんな気がついていますよ。ぶらぶらタレントが歩いて、出会った人や店に入って、世間話をして時間を使う、こんな番組に何の価値がありますか。タレントを集めてクイズ番組やものまね番組、参加者や司会者だけが「すごい」と感動しているが、「どこが」と聞きたい。それらと同レベルの記事だということです。
　

喫緊の課題

　北朝鮮がミサイルを発射するたびに内閣は集まって何をしているのか。毎回、官房長官が「遺憾」であると述べたところで、国民保護だと避難方法をのべたところで、あなたがたが本当にしなければならないことは、憲法を改正してEEZ内・領海内に着弾したとき北朝鮮に反撃できる体制をつくることなのではないか。いずれEEZ内あるいはそれを通り越して領海内に着弾させることは目に見えている。そうなってから臨時国会を召集して憲法改正の決議をして、国民投票をするなどという、間の抜けた手順を本気で踏むつもりなのか。日本では総理大臣が緊急事態だと戒厳令をしく法律はない。どうするのか。
　韓国はアメリカと協議して核搭載可能の潜水艦を配備するとか。日本はそのとき「平和憲法」が守ってくれるのか。

新しい活路はないのか

　ロシアが合意しないからといって、この合意元々ロシアが黒海を我が物顔で利用できる権限などなく、トルコと国連が仲裁に入ったその産物ではないのか。ウクライナの貨物船が黒海を出るまでNATO軍が護衛につけばいい。それでロシアが戦争になってもよいと判断するのか、相手に決断させればいい。これまで、ロシアの無理を事が大きくならないようにと周りが勝手に判断して忖度してきた結果がこれだ。プーチンにしても北朝鮮にしても、駆け引きだけですべてがうまくいくと思わせた責任は、世界大戦になっては困るという常識をもった国の弱みに付け込んだ手で、いずれ決着をつけないと変わるはずがない。
　黒海にこだわる必要性はどれくらいなのか。ポーランドや他のヨーロッパ各国を通る陸上輸送ルートの開発をなぜ考えないのか。
　途中に入った国に多少でも利益を分かつ気があるのなら、ウクライナの利益が多少減ってもいいではないか。
　ルーマニアやブルガリアなどは金持ちの国とは思えない。それなら鉄道ルートやトラックルートを相談して、それぞれの国の経済発展に貢献すれば、そこから海上輸送をすれば、それもロシアは攻撃するというのか。それこそ世界中を敵に回すことになる。
　世界中を敵に回すように仕向けるのも作戦ではないのか。