2022年10月28日

馬鹿正直な報道もそろそろ変えてみたら

 日本の報道は実にまじめで、明らかに嘘をついている情報でも丁寧に「ロシア側の報道では」などと注釈を入れて流している。ロシアの国防省の将軍や国連の大使が正直に事実を述べるはずがない。彼らはロシアの正当性を主張するために嘘でもなんでもでっち上げて発言することに、何のためらいもない。政治の駆け引きとはそんなものだ。それを日本の報道は、相手の立場を考えてというスタンツで、正義と同等の扱いで日本国民に伝える。本当にこれでいいのか。
 新聞では産経だけは、反共の立場でロシアや中国に対しては批判的な記事のみを載せているが、ここ数年のロシアや中国、北朝鮮の言行動をみていると、この産経のスタンツの方が正しく見えるのは私だけだろうか。それだけ、三国の発言と行動は子供でもだまされない低レベルの欺瞞に満ちたものである。もう、こんな国の偽情報をそのまま流すことはやめ、それらを打ち消す証拠の情報を合わせて流すか、無視するかのどちらかにすべきではないのか。今のやり方では、各報道機関は日本の国民に、三国のためのマインドコントロールをかけているようなものだ。
posted by 司馬懿太郎 at 05:10| 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月24日

なぜ歴史に学ばないのか

 中国共産党大会、他国のことなのでどうでもいいのだが、「裸の王様」の末路はプーチンだと目の前にいい例があるのに気がつかないのか。世界で最も長い歴史をもった国が、先人の教えを、近いところでは毛沢東の独裁で変革を求めた中国が、また同じ道を歩むのは残念。
 そもそも、主義はともかく、国民の言論を統制しなければならない国はやはりおかしい。君主が国を治めていた時代でも、名君は広く万人の意見を聞いて治世に生かしてきた歴史をなぜ学ばないのか。
 習近平氏の発言の中で、社会主義という言葉が使われていたようだが、現在の共産主義は社会主義ではない。こんなことで社会主義の本来の価値を損なわないでほしい。ロシアしかり、北朝鮮しかり、中国しかり、共産主義を掲げるは国々は独裁主義であって、決して社会主義ではない。社会主義が国民の言論を封じて、何が社会主義だ。
 当然、民主主義を掲げる国々でも問題はある。殺人犯の人権は認めて、殺された人間や遺族の人権は守られていない。何が民主主義か。
 つまり、まだまだ世界の体制は成長過渡期であって、完成したものではない。そこを勘違いした人間がリーダーとして、トップに立つからおかしなことになる。リーダーはもっと謙虚に、もっと将来を見据えた幅広い見地で政治をおこなって欲しい。資質がないと思ったら、即引退すべきである。
posted by 司馬懿太郎 at 12:06| 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月16日

慣らされの危険

 つい今、テレビのワイドショーを見ていて、コメンテーターがロシアが使える核兵器を使ったら怖いといった発言をしていた。「使える核兵器」こんな緩衝材を誰が作ったのか。結局、アメリカも含め核兵器保有国は自分たちが核兵器を使う余地を残すために作り上げた、他国向けの欺瞞でしかない。
 どの国もどんな核兵器でも使えば、他国は一斉にその国に対して宣戦布告し、総攻撃をかけないといけない。何が第三次世界大戦を防ぐだ。そんなことをいって死んでいく人は、大戦であろうが、今ウクライナで起っている市民や兵士の死亡と何も変わらない。人命が失われているのだ。それを防ぐ気があるのか、ないのかだろう。
 これまでも欧米諸国を含め、先進国と言われている国々は、自国の利益のため紛争を長引かせ、その中で自国の利益と紛争に対する世界の世論を天秤にかけ、儲けるだけ儲けたらあとは放ったらかしを何度繰り返してきたことか。今回ヨーロッパは、ヨーロッパ内で起った戦争なので、これまでよりは本気で対策を練っているが、アジアや中東ならこれほど熱心に平和とか民主主義を守るためと、大義名分を掲げてロシアに対抗しただろうか。日本の北方領土に対して同盟国のアメリカでさえ、何も手助けなどしたことはないではないか。沖縄の占領を返したからそれでいいのか。
 日本は取り巻く3.5国の対応について、欧米の後押しなど期待できるのだろうか。憲法改正はもう猶予がない。
posted by 司馬懿太郎 at 11:18| 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする