2020年11月30日

秋篠宮さまの発言

 長女の結婚を認めるという発言をされた秋篠宮さまだが、天皇家、宮家の今後について大きな問題を提示されたと思う。結婚を認められた理由として憲法第24条を引き合いに出されたが、これは日本国民について書かれたもので天皇についてではない。宮家は当然日本国の象徴である天皇の下、皇室典範に従って行動されるべきものであって、まずは皇室から離脱されて初めて第24条に適合すべきことで順序が逆である。
 上皇のご婚礼以降、開かれた皇室というのか、天皇及び皇族が英国のように国民により近い存在になるように、宮内庁は働きかけてきた。この方針が果たして正しかったのか、宮内庁は検討すべき時期にきていると思われる。どのように憲法を読んでも象徴である天皇は日本国民ではなく人間性を持った存在として認められていない。人間なのに人間として認められていない、それが日本国憲法であり、不条理だと思うなら憲法を変えるしかない。
 合わせて昨今、皇室の仕事が増え結婚され民間に下られた女性に皇女として公務復帰を考えている動きがあるという。それなら公務を減らすことが先決で、なし崩し的に皇族と民間の垣根を取っ払う暴挙は天皇の存在自体を破壊しかねない。宮内庁の一番の責務は天皇という世襲を維持することであり、そこに人間性をさしはさむことのできない苦渋の決断がいることを忘れている。
posted by 司馬懿太郎 at 17:50| 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月20日

忖度

 新型コロナの感染拡大が止まらない今、ある医師がGO TO キャンペーンがきっかけだと発言したことについて、あるテレビ局の番組でそうとは言えないと発言している医師がいて、その理由を聞いていたら「それをきっかけ」と言うんだと教えてやりたい気になった。この期に及んで誰に忖度しているのか。
 誰の眼にもGO TO キャンペーンが感染拡大の原因であることは明らかだ。だからと言って何も政府の政策について間違っていたとか言う問題ではない。これによって破産寸前の店舗が救われた例も多いだろう。少なくとも選挙で選ばれた議員から指名され総理大臣となった菅さんが、自分の責任において実行した政策に文句があるなら次回の選挙で自民党に票を入れなければいい。
 問題なのはGO TO キャンペーンだとバカ騒ぎをしてウィルスを全国にまき散らかした連中(個人かもしれない)がいたことは事実で、またこういった不注意な人間がいることも事実だからしかたがない。社会とはみんながみんな良識ある人間だと思うことが間違っている。テレビでもメインキャスターが「性善説」といった古臭い言葉を使っていたが、「性善説」も「性悪説」もない。どちらもが共存しているのが世の中だ。
 だから完全に封じ込めるためには中国のように国家権力を使って、罰則を強化するしかない。それをしないのが民主主義だとするなら、多少の犠牲はやむを得ない。
posted by 司馬懿太郎 at 12:31| 生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月11日

Liberty not Liberal

  テレビを見ていたらトランブ支持者の掲げるプラカードに「Liberty not Liberal」と書かれていた。「民主党ではなく自由を」といった意味なのか?よく分からないが、トランプのやってきたことがLibertyだと思っているアメリカ国民が半数近くもいる事実が、今回の選挙で明らかになった。それなのにまだ、以前にも書いたが、日本のTV局のコメンテーターの中にトランプの行動が、トランプ支持者の行動が民主主義だと唱える馬鹿者がいる。アメリカかぶれもほどほどにしてもらいたい。日本の政治家が、とくに内閣総理大臣がトランプのような発言をすれば、独裁者だ何だと集中攻撃をするくせに、白人がこのような発言をしてもそれが自由主義、民主主義、言論の自由だとほめたたえる。
 もう白人に対する劣等感は捨て去ろう。どの人種にも尊敬すべき人材はあり、また軽蔑すべき人物はいる。要は個々個人の人格を正しく見極めることだ。
posted by 司馬懿太郎 at 13:45| 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする